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「腕時計」と「月」って関係あるの?
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人に見られる機会の多いオトコの腕時計は、格好の自分演出アイテム。
キャラクターやTPOに合わせた文字盤のデザインやベルトの素材も多彩で、
この連載でも、これまでにいろいろなタイプが登場しました。
そんな腕時計の中に、月の絵が付いた文字盤のものをいくつか発見。
調べてみると、どうやらこれは“ムーンフェイズ”と呼ばれるもので、
月の満ち欠けや月齢が表示される仕組みなんだとか。
でも、なんで「時計」に「月」?
そもそも、日々の生活の中で時間を気にすることはあっても、
月の満ち欠けなんてあんまり気にしたことがないような…。
そこで、今回はこの“ムーンフェイズ”について調査。
そこには、実用性を超えたいろんな存在理由がありました。
そもそもムーンフェイズは日常に必要な機能なの?
素材や形やカラー、機能、実にいろいろなタイプが存在するオトコの腕時計。そんな中に、月の絵が付いた文字盤のタイプを発見。
どうやらこれ、“ムーンフェイズ”と呼ばれるタイプの腕時計らしい。文字盤上の半円の表示窓の中で「月」のマークが少しずつ動き、その日の月の形を表すほか、月齢を表示する窓も付いています。でも、そもそもどうして腕時計に月が?
今回は、シチズン時計マーケティング本部のデザインセンターで、ムーンフェイズのデザインを担当された経験のある腕時計デザイナーの榎本信一さんにお話を聞いてみました。そもそもムーンフェイズというのは、どんな時に使うものなんでしょう?
「本来は、空が曇っていて実際の月が見えない時にも、月の形や月齢が即座にわかるよう作られたもの。なので、天体観測での利用が多いようですね。星を見るには、空ができるだけ暗い日の方がいいので、月が出ていない日を調べる時などに使われます。また、月齢から月の欠け具合や太陽との位置関係を推察することもできます」
天体観測ですか。じゃあ、天文ファン以外にはあまり使い道はないかも…。
「他にも用途はありますよ。たとえば、海でのレジャー。月の運行を知ることで潮の満ち引きがわかるので、海釣りや潮干狩りには役立つかもしれません。他には、ダイビングやサーフィンなどのマリンスポーツ。アウトドアでの利用が多いので、やはり腕時計に付いていると便利でしょう」
月の運行と潮の満ち引きっていうのは関係ありますからね。海でのレジャーには利用価値がありそうですね。
「そもそもムーンフェイズのルーツは、船が交通手段として主要だった昔、潮の干満の情報を月の運行で調べるために作られたものにあったんです。記録では400年以上前から利用されていたとか。羅針盤などと同じく、当時の航海には必須だったわけです。でも、航海専用のアイテムが、腕時計に組み込まれるようになるとは、その時代の人は思いもよらなかったかもしれませんね」
すると、ムーンフェイズは400年前の航海者たちの冒険ロマンが詰まった腕時計、ということなんですね!
新品ブランド腕時計専門店
榎本さんがデザインしたムーンフェイズが搭載された「カンパノラ」シリーズのモデル(CTY57-1211)。現代では、実用性よりも腕時計の表情を作るデザイン的な意味合いが強いらしい
「そう。どちらかというと、腕時計に付いているムーンフェイズ機能は、実用性よりもそういった情緒的な意味合いが強いかもしれません。私がデザインしたムーンフェイズは、古き時代のオトコのロマンをより強く感じてもらえるよう、古い外国のサイレント映画や絵本に出てくるような、レトロな顔つきの月マークが描かれています」
実は光発電駆動なんて最新機能を備えた精密機械ながら、その表情はあえて渋く…。世界の海を巡ったかつてのオトコたちに思いを馳せる腕時計なんて、確かにちょっと粋な気もします。深みのあるオトコを演出したい人にはぴったりかもしれませんね! 至って外見に特徴のない平凡なボクでも、これさえあれば、ちょっとは人間が大きく見えるかも!?
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きもち:普通
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